Krisdonia モバイルバッテリーを購入
アマゾンでKrisdoniaなるブランドのモバイルバッテリーを購入しました。PCを駆動していたバッテリーが古くなり、30分ほどしか持たなくなったため買い替えが必要となったためです。
使用していたARCA-300は容量300Wh、出力12V/3Aという高スペックで省電力PCならば普通に駆動できました。この機種はほぼ同スペックの後継機種が売られていますが、以前よりかなり値上げされており、17万円ほどになってしまっています。
さすがに高いし、バッテリーは消耗品のため、10年後には再び買い替えが必要となります。これを買うのは厳しいので、代わりのバッテリーがないかと探したところこんなものが見つかりました。
Krisdonia モバイルバッテリー PC 185Wh 50000mAh
容量185Wh 出力 5V-12V/3A,16-20V/4.7A というかなりのスペック、本当にこのスペックを余裕をもって確保しているならば、十分に使えそうです。ただし、価格が、税込み18980円とあまりにも安すぎます。これは怪しい。それでも、ほかに同等の製品がないため購入しました。
使ってみると、スマホの充電などには使えるものの、PCは起動しません(もちろん充電は可)。もちろんPCに異常はありません。今まで使用していた、かなりヘタった状態の12V/3Aのバッテリーでも動作しますし、もちろんACアダプターでは動作します。1.2Vのエネループ10本直列でも普通に起動しました。国内メーカーの12V/1Aのモバイルバッテリーでさえ、一応起動はできるのにです(一気に充電残量がなくなりますが)。
やはりスペック通りの電力(12V/3A、19V/4.7A)はとても出ていないようです。「品質が悪い」という理由でアマゾンに無料で返品しました。返品手続きはスムースに進み、本当に品質が悪いかどうかを追及されることはありませんでした。
一般的に日本社会は不良品を出すことを嫌い、不良品が極力出ないように品質管理体制を作ろうとします。それに対して、多くの国は、あまりガチガチには不良品対策をやらず、不良品にあたってしまった場合については容易に返品できる体制となっているようです。もちろん、不良品ではないのに返品する悪質なケースが含まれているのでしょうが、あまりに過剰な品質管理によるコストアップは悪質返品によるコストアップを上回ると考えているんでしょう。マイナンバーカードのごくわずかな割合に過ぎないエラーに目くじらを立てる日本の国民性が、過剰な品質管理を呼び、商品の競争力を落としている場合があることは認識すべきでしょう。
アマゾンは、日本の国民性には縛られず、品質がいい加減かもしれない商品をはじく手間をかけない代わりに、返品を容易にする戦略をとっているようです。それがいい面もあると思います。
しかし、この商品のようにカタログスペックに偽りがある(おそらくは規格上の最大出力を表示しているのであって、常時この出力を保証していないといった抗弁をするのでしょうが)ものはいただけません。
本当にこの性能ならば8万円くらいまで出すんだけどなあ。
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