過去最大の予算は当然。本当にこれで十分か?
2024年度の国予算の概算要望が数日前のニュースになっていた。
2023年度の概算要望額110兆484億円に対し、2024年度は114兆円程度となる見込みという。これを受け、財政赤字の拡大を懸念する記事が書かれている。
だがちょっと待ってほしい、現在物価上昇率が3%を超えている現在、この予算の増額はほぼ物価上昇分に等しいのではないか。そして、増額のうち、大きいのは国債の予想金利を引き上げたことによる利払い費の増加であるという。国債金利が上昇気味なのは事実であるが、国債の半数は日銀が保有しており、利払い費の半額は日銀から国に戻ってくるお金である。
利払い費を控除すると、実質的に使える予算は物価上昇率を下回る、緊縮財政ではないのか。
ショボすぎる少子化対策、高騰する燃料費への対応、十分な運営交付金が配分されず困窮する独立法人、予算を投入すべきところはたくさんある。そもそも経済成長しているなら、毎年過去最大の予算は当然である。財政出動不足こそ懸念すべきである。
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