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2020年10月27日 (火)

ダイアトーンのカーステレオ導入

 カーステレオを換えました。というか車を買い換えたんですが・・。

まあ、車の方は、新車にはなったものの、予算とかほしい形とか考えてたらちょっとグレードダウンしちゃった感じなので、満足度がそれほどでもなかったりします。燃費はよくなりましたけどね。最近の車は自動ブレーキやらが標準装備になって高くなった。10年前の1.5倍くらいになった感じがします。
カーステレオは今まで使っていたものは音が非常に悪かったので、使い回さずに普通に新しくつけました。(まあ、それが普通なのですが)

今まで使っていたカーステレオはkenwoodの最安のやつでこのような製品です。

Photo_20200929133101

 私が使っていたものはより古い型なので同じではないのですが、似たような形をしています。会社の車にも似た製品がついている車があります。購入したのは7年ほど前になります。はじめは自動車メーカーの純正品を使用していたのですが、USB端子がなく、iPodが接続できないため、買い換えたものです。

 

 これまではずっと車についてきた純正品をそのまま使っていましたが、音が悪いカーステレオに出会ったことがありませんでした。それで、カーステレオのiPod対応化にあたり、一番安いやつでいいか?と購入し取り付けたのが上記製品だったというわけです。

 取り付け後、使い方はそう難しくなく、すぐにiPodが使えました。iPod classic2006年製、iPod touch初代、iPod touch5とも正常動作しました。その後、iPhone6も動作確認しました。USBメモリも再生できますが、対応ファイルはmp3などの圧縮ファイルのみであり、WAVなどは非対応でした。

 カーステレオの表示画面がローマ字のみのため、カーステレオ側の操作はかなり使いにくく、iPod側での操作が便利でした。iPod classicはiPod側での操作が不可のため、カーステレオ側で操作することとなり、プレイリストの選択などはかなり使いにくい状態でした。

(なお、接続前にiPod classicでプレイリストを選択しておいて再生を開始してから接続することにより、そのプレイリスト内のみの再生・操作にできる裏技(?)がわかったのでより便利なこちらの使い方を指定ました。)

 そういった使い勝手はさておき、iPodを接続して、初めて音を聞いたときは衝撃を受けました。

 

 うげ、ひでえ

 

 歪んだ耳につく高音、ボリュームだけ大きく締まりのないボンついた低音。最安の製品とはいえ、ここまで音が悪いとは・・。家族からは外にズンズン聞こえてヤン車のようだとの感想・・・

 

 設定を確認すると、トーンコントロールでドンシャリ気味になっていたので、フラットなすっぴん設定に変更した。多少はマシになるものの大した変化はなく、そのまま劣悪な音質と付き合うことになってしまった。

 1年半くらいはエージングによって音質が向上してくるのは実感はできた。スピーカー以外でエージングを実感したのは初めて。アンプやCDプレーヤにもエージングがあることが確認できたことは収穫だったといえるかもしれない。しかしそれでも、音質がかなり悪いことに代わりはなく、ドライブ中の音楽鑑賞は残念な状態が続いてしまいました。

 

 ということで、今年、ようやくカーステレオの全面交換となりました。というか、本当は自動車を買い換えたのでありますが・・、車種自体は前のっていた車からはグレードダウンしているので、新品購入した喜びは、ほとんどカーステレオになるので、このタイトルにしました。

 取り付けたカーステレオはダイアトーンのこちらのダイアトーンNR-MZ300-BIN-3になります。

 Img_33971 Img_33231

写真が下手くそだ・・・

 

 機能的には、CD、DVDビデオ、AUX、SDカード、地上波フルセグおよびワンセグTV、FMAMラジオ、Bluetooth、USB端子に接続したUSBメモリ内の音声や動画、USB端子にiPod等携帯音楽プレーヤーを接続し音楽やpodcastの再生、USB経由でiPhone・iPodtouchのコントロールに対応しています。iPhoneのUSB接続時はハンズフリーで電話やLINEが使えます。

 USBメモリやSDカードからの音声の再生ではMP3、WMA,AAC,WAV,FLACが再生可能であり、24/192までハイレゾファイルにも対応しているところはありがたい特長です。ただし2chのみでマルチチャンネルには対応していません(まあ、マルチチャンネルの音声データはあまり出回っていませんので対応していたとしても出番は少なそうですが)。USBメモリ、SDカードの動画ファイルも再生できます。CDのインポートができますが、ファイル形式は128kbpsのAACのみであり、WAVなどを使いたい場合は別途リッピングしてくる必要があります。利便性よりも音質を売りにしたブランドなので、ここは無圧縮も選択できるようにしてほしいところです。動画再生は5.1chの音声が再生できます。なかなか広がりのある再生で、画面外から音が聞こえてくる感じがします。

 各機能の動作を確認した後、動作に不安のある2006年製の古いiPod Classicを使ってみました。この古い機種だとコマンドがうまく適合せず、次の曲に進むボタンやも戻るボタンは効かず、プレイリストの変更の出来ません。接続時に選択されていたプレイリストのみの再生になります。画面で曲を選択すれば曲を変えられますが、別のプレイリストの曲を選択しても、曲番号だけが送られるらしく、例えば別のプレイリストの3曲目を選択しても、もともと再生していたプレイリストの3曲目が再生されるといった具合でした。かなり不便ではあるものの、再生不可でも仕方のない古い機種なので、再生できただけでも良かったと思います。

 肝心の音の方は、さすがにkenwoodの最安品に比べれば格段に歪の少ない、美しい音を鳴らしてくれました。以前のカーステレオは長時間聞いていると聞き疲れてつらかったのですが、こちらは高解像度かつ深みがあり、長く聞いていられます。もともスピーカーも変わっているのでその違いもあるに違いないわけですが、以前の車でも、純正カーステレオがった時には特に音が悪くなかったため、プレーヤー・アンプ部分の違いが大きいと思います。

 今どきのカーステレオに求められる利便性は最大限に備えつつ、ハイレゾ対応というピュアオーディオファンにも配慮した製品となっており、ブランドイメージに挟和紙く、ハイレゾ対応が意味を持つだけの音質ではあります。自宅のYoshii9を中心としたシステムと比べてしまうと、歪みなしとはいかず、多少不完全な再生であることはわかってしまいますが、ドライブ中の音楽ならば十分と思えます。ようやくまともなドライブ環境が帰ってきました。

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