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2020年8月24日 (月)

平成16年の官庁訪問 現行官庁訪問制度の確立

 平成16年の国家公務員採用I種試験は私が最後にした公務員試験です。官庁訪問もこの年が最後となりました。

 以前の国庫公務員採用I種試験では、最終合格発表前に官庁訪問による採用候補者の選考が行われて内々定が出され、試験の最終合格発表とともに内定が出るというスタイルでした。したがって、受験者は最終合格するかどうかわからない間に官庁訪問を行って多数の面接を受ける必要があり、そこで内々定が取れない場合は、試験に合格しても採用されませんでした。また、官庁訪問によって内々定を取っていても、試験に不合格になれば省庁は採用することができませんでした。

 

 このようなわかりにくい状態が国会質問によって取り上げられたことから、官庁訪問による採用方法が変更されることとなりました。まず、当該年度であった平成15年度は、内定者を決定するための面接を採取合格発表以降に実施することや内定解禁日を最終合格発表日よりも後に設定するといった改革が行われました。

 

 そして、平成16年度からは、官庁訪問の開始が、最終合格発表日とされることになりました。また、官庁訪問期間をいくつかのクールに区分し、同じクールには同一官庁を複数回訪問できないなどの規制がなされることとなりました。現在の官庁訪問の形式がこの平成16年に形成されたのです。

 私は前年までに多少は興味のある官庁を一通り回っていました。また、年齢もそれなりとなり、現在の職場でもそれなりの立場となってきたこともあり、いまさら行政職を希望して多くの官庁を回る意欲は失せていました。しかし、希望もありました。平成14年、平成15年には募集がなかった産業技術総合研究所の研究職募集が、この年にはあったのです。これには色めき立ちました。

 平成13年の省庁再編と産業技術総合研究所の独法化以降、国家I種からの研究職採用はあり得るとしながらも平成13年の旧計量研究所の2名採用を例外として、実際には行われてきませんでした。しかし、平成17年4月から、産業技術総合研究所は非公務員型独立行政法人に変更となることとなり、職員も非公務員に移行することから国家公務員採用試験からの採用を行わなくなるため、「最後だからI種からも採用しよう」ということになったとのことでした。地質図幅と計量標準が大きく書かれているのに加えて、ライフサイエンス、ナノテクノロジーなども追記され、採用する研究職も研究所がカバーする全分野となっていました。

 

 私としては、もはや行政職の国家公務員に興味がなくなってきていたため、この年は、産業時術総合研究所と、少しは研究的な業務のある海上保安庁を訪問することとしました。

 

続きます。

 

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