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2018年11月28日 (水)

ケーブルで音が変わる理由 追加妄想4

 ケーブルが振動によって発電するかどうか、前回に引き続き妄想を続けます。

 

 ケーブルが振動(縦振動)している状態とは、ケーブル内の一部分が圧縮され密度が高い状態になり、その隣接部分は引張して低い状態となり、密度の高い部分と低い部分が波動を形成してケーブル延長方向に移動していく状態です。電圧によっては振動しそうに思えないケーブルですが、外部から力を加えれば容易に振動します。ケーブルを構成する導線は銅や銀からできていますが、導線の密度の高い状態とは構成する金属イオン(銅のケーブルならば銅イオン)が振動のない状態よりも密集している状態です。
 力によってケーブルが縦振動を始める場合、自由電子とイオン双方が力の影響を受けるのでしょうが、両者の挙動は同じではないだろうと思います。仮に、自由電子の密度を一定とした場合、ケーブル内でイオンの密度が高い部分は電位が高くなり、イオンの密度が低い部分は電位が低くなります。

 

 これらの電位が高い部分と隣接する電位が低い部分がケーブル延長方向に移動していき、波動を形成します。このとき、電位が高い部分と低い部分の間に起電力を生じそうに思えます。
 機器側からみると電位の変動がケーブルから波動となって入ってくるので、交流電圧が入ってくるように見えるのではないでしょうか。また、振動とはすなわち音波であるため、ケーブルが鳴いている音が電圧波形として入ってくるのではないか・・・なんて妄想も膨らみます。
 このような妄想が本当だとすると、ケーブルには電場によって引き起こされる光速で伝わる電流のほかに、音速で伝わるもう一つの電流が流れているということになりますが、果たしてどうでしょうか。

 

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