iTunes7マルチプラグインはWindows10の夢を見るか
私のオーディオ用メインPCはOSがWindowsXPであり、音楽再生ソフトとしては、WindousXPにおいて高音質とされる、iTunes7.0.2+foobar2000マルチプラグイン+ASIO4.ALLを使用し、さらにAirMacExpressの”外部クロック的利用”を行っています。
このようなソフトがWindows10で動作するのか、試してみました。
iTunes7.0.2、foobar2000.9.5.5、マルチプラグインを順にダウンロードしてインストールしていきます。やってみるとあっさりと完了しました。iTunes7.0.2を立ち上げセットアップすると普通に完了、まずはDirect SoundでPC内のファイルを鳴らしてみました。再生できます。次にNASのフォルダーを仮想ドライブとし、その中のファイルも再生できました。iTunesからfoobar2000への受渡しはしっかりと行われているようです。
音質は、オーディオ用のメインマシンにはかなり落ちるものの、素直でゆがみのない、悪くない出音ではあります。内蔵音源、USBとも使用できました。
次に、Direct SoundからASIO4.ALLに切り替えてみます。こちらは音が出ませんでした。まあ、ASIO4.ALLはなかなか動作に癖があり、設定によってひょっこり動いたりします。ですので、あれこれ試してみましたが、ノイズまみれの音が出るところまではいったものの、まともな再生には至りませんでした。ただ、いくつかのファイルを試してみると、なぜか、ハイレゾだけはちゃんと再生されます。音質もASIO4.ALLのほうがDirect Soundよりもクリアで良好でした。それだけにCDフォーマットが再生できないのは残念です。 では、KSなどを使ってみようとも思ったのですが、古いfoobar2000に対応したプラグインの入手先がわからず試せませんでした。
次にAirMacExpressを接続してみました。するとiTunesスピーカー選択のアイコンが出現するところまではいいのですが、クリックするとマルチプラグインがエラーを出します。AirMacExpressもfoobar2000と合わせようとすると使えないようです。
さらに音楽をしばらく聴こうと思って再生している問題発生、1つのファイルの再生が終わったあと、次のファイルの再生が始まりません。マルチプラグインの動作はやはり完全ではないようです。iTunesに対してWindowsの互換モードを適用してみました。Vista SP2モードで動かすとこちらは解消されるのですが、今度はiTunesがNASに割り当てたドライブにアクセスできないという症状が発生してしまいました。
以上、iTunes7+foobar2000マルチプラグイン+AirMacExpressという合わせ技をWindows10で使用しようとするとハードルが高いようです。ですので、このPCをメインマシンと同等のオーディオPCとして利用しようとすると、今どきの再生ソフトを使うか、マルチブートでWindowsXPを入れる(それも大変そうで考えただけで気が遠くなりそうですが)ということが必要となりそうです。
やっぱりこいつはサブマシンに徹することになりそうです。
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