豊洲新市場、ベンゼン100倍でも対策は「適切」
4月24日付けの日経コンストラクションに豊洲の土壌汚染対策についての記事が載りました。
昨年、豊洲新市場の地下水のベンゼン濃度が急増し、「環境基準」の100倍となったというニュースはご存知かと思います。これについて、専門家会議はこれでも新市場は安全としています。表層はカバーされていて、地下とは隔離されていますし、しかも地下水は使用しない、「環境基準」は飲み水に対する基準であるといったことを考えれば、どう考えても豊洲新市場の安全に対して問題があるはずがありません。
このコンストラクションの記事によれば、専門家会議はベンゼン濃度急上昇の原因について、地下水の水位維持や浄化などを行う地下水管理システムが稼働を始めたことにより地下水の流れが変わり、土中にのこっていた物質が溶け出した可能性を指摘しているとのことです。
また、記事は以前に豊洲新市場で行われた土壌汚染対策工事についても延べtています。着工前のベンゼン濃度が地下水で環境基準の最大1万倍、土壌の最大で環境基準の4万3000倍であったが工事後に環境基準以下となったこと、発注仕様は環境基準以下の状態が続くことを求めていないこと、環境基準の100倍の濃度といっても対策工事前に比べれば100分の一であることから、対策は適切であったとしています。
これでも移転を決定しない小池都知事は何なのでしょうか。このようなfactが世の中に広まってほしいものです。
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