官庁訪問7
平成12年の官庁訪問は地質調査所と国土地理院を訪問し終了しました。地質調査所は最終合格発表後に選考するため、連絡がなくて当然なのですが、国土地理院からも連絡がありません。多分落とされているのだろうなと思いつつ一応業務に関する質問をするという名目で電話してみました。それでも受けは悪く、何かあれば連絡します的なことを言われて切られました。内々定者が決まっていたのかもしれません。
国土地理院のその年の地質区分からの採用予定数表は*2となっており昨年までの*1から増えていたので確認してみましたが、とくに昨年より採用予定が増えているということではないとのことでした。例年通り「数学」「情報工学」「物理」「地質」の4つの区分から合計2~3名を採用するということのようでした。にもかかわらず採用予定数表に計上している数値は
数学 *2
情報工学 *2
物理 *2
地質 *2
となっていました。もしかして、平成11年は地質から2名の内定を出しているため、それぞれ最大値で書いたのかも知れません。それならば平成11年と同様に
数学 *1
情報工学 *1
物理 *1
地質 *1
と表記した方が実態に近く親切であると思うのですが、実際よりも採用が多く見える書き方となっていました。人寄せの意味もあるのかもしれません。なお、つぎの平成13年になるとこのような分かりにくい表記が余計に酷くなります。
私はこの年の地質からの採用予定数表で見た
産業技術総合研究所(研) 1 (旧・地質調査所)
農林水産省本省 1
国土交通省国土地理院 *2
経済産業省本省 *1
気象庁 *1
防災科学技術研究所(研) 1
という、昨年よりも増えていそうな数字は防災科学技術研究所が採用中止したことと、国土地理院が見せかけだったことから実際には昨年同様の厳しい状況だったことが分かりました。
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