平成12年の国家公務員採用I種試験
平成11年は国家公務員採用I種試験に合格したもののどこにも採用されないらしい状況となたため、提示延期することにしました。
(国家I種に合格すると3年間有効であり、どの年に人事院から採用予定の官庁に採用候補者として提示するかを選択することが出来ますが、試験に合格した年に提示せずに翌年度以降に提示することを提示延期といいます。この手続きを行った場合は翌年または翌々年の合格者と全く同等の条件で採用予定官庁への提示が行われます。一方で、合格して提示してしまったが不採用の場合も有効期限が残っている限りは名簿は無効とはならず、「意向届」という書類を3ヶ月ごとに出し続けることにより採用候補者であり続けることが出来ます。この場合は提示年の翌年、翌々年は当該年の提示者とは別の扱いとなっていました。現在の国家総合職試験も3年間有効という制度を維持しているため、同じ制度になっていると思いますが、正確なところが知りたい場合は人事院に確認してください。)
ただし、試験の成績が5番のままでは地質調査所への採用は困難であるため、平成12年も引き続き試験を受けることにしました。1次試験の前日に人事院から封筒が届き中には「提示延期者をされている方へ」という文書と提示を行うための提出書類、そして採用予定数表が入っていました。
採用予定数表によると「地質」区分からのこの年の採用予定(平成13年度採用予定)は、
産業技術総合研究所(研) 1
農林水産省本省 1
国土交通省国土地理院 *2
経済産業省本省 *1
気象庁 *1
防災科学技術研究所(研) 1
となっていました。
平成13年度に中央省庁再編を控えていたため、採用予定官庁は来年度の名称に変わっています。また、地質調査所を含む通商産業省工業技術院の各研究所と計量教習所は独立行政法人産業技術総合研究所という一つの研究所に再編されるため地質調査所の採用分はこの名称となっていました。
それはともかく、私はこの表を見て、去年よりも採用数が増えていそうなこと、そして地質調査所以外にも研究職採用が計上されていることに色めき経ちながら受験をスタートしました。
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