explorer.exeを停止(終了)する意義
explorer.exe(エクスプローラー)はWindows95およびWindowsNT4.0以降のWindowsにおいて、デスクトップの表示やファイル操作のためのシェルを司るプログラムです。
ですので、何かの拍子にexplorer.exeが終了してしまうと、デスクトップのアイコンとタスクバーが消え、多くの操作が出来なくなってしまいます。予期せぬトラブルによる異常終了以外に、Windowsを軽くしようと思ってタスクマネージャーで不要なタスクを終了させようとしてexplorer.exeまで停止してしまい、Windowsの操作が出来なくなってしまったなんて話も聞きます。

このようにexplorer.exeを選択した状態でプロセスの終了をクリックし、出てくる警告に対して「はい」をクリックするとexplorer.exeが停止します。
このようにexplorer.exeを選択した状態でプロセスの終了をクリックし、出てくる警告に対して「はい」をクリックするとexplorer.exeが停止します。
そのような状況になってしまったときは、Alt(graph) + ctrl + del の3つのキーを押してタスクマネージャーを立ち上げ、「新しいタスク」をクリックし、名前のところにexplorer.exe と入力してリターンキーを押すとエクスプローラーが復活し、Windowsが通常操作できるようになります。
このことを知っていても余り役に立つことはなく、知っておくメリットとしては、通常、explorer.exe終了のトラブルに対処できるというくらいのことです。以前、Windows7を使用している知人からSNSを通して、デスクトップの表示が消えたというヘルプがあり、explorer.exeを起動するという解決策を教えてあげて感謝されたことが一度だけありましたが、「普通に役立った」のはそれくらいです。
このwindowsの操作が不便になる「explorer.exeの停止(終了)」ですが、これをあえて行おうとする場合があります。
ひとつのケースとしては、自宅で仕事をしているような場合で、仕事に集中したいとき、あえてexplorer.exeを停止することによって、ついブラウザを立ち上げてネットサーフィンしたりといったことを防止するという活用法が考えられます。explorer.exeを停止するとデスクトップの表示が消え、フォルダを開いたり、スターメニューをクリックしたり出来なくなるのですが、すでに立ち上がっているソフトについてはAlt + Tabキーを同時に押すことにより画面を切り替えて使い続けることが出来るので、仕事に使うソフトのみを表示しておくことが出来ます。
また、explorer.exeを停止して、別のシェルソフトを使用することにより、安定性を向上させたり、自分が使い易いようにカスタマイズする使い方もあり得ます。
PCオーディオの世界では、WindowsなどOSの設定についても煮詰めることで音質が向上することが知られていますが、その手法の一つとして「explorer.exeの停止」が知られています。
かなり効果がるとしている書き込みを結構見かけますし、人気ブログ「PCオーディオ実験室」においても大きな効果のある方法であり、PCの設定が音質に影響があることを体感するために試して見ることを薦めています(こちら)。
このようにPCの設定を煮詰めることによりPCオーディオの音質追及をしている人たちに評価されているexplorer.exeの停止ですが、私においても何度も試してみています。
内容がかなりの大技だけに期待を持って実行してみたのですが、過去に数回試した限りでは、いづれも全く音質の違いが分かりませんでした。今回この記事を書くにあたり、メインシステムにて再度、数回やってみたのですが、若干音の実体感がましたかな?という程度に変化を感じたのですが、ほとんど気のせいレベルでしかありませんでした。
このブログをお読みいただけていれば分かりますが、私は音の違いが全く分からないタイプではなく、ラインケーブルやUSBケーブルの音の違い、リッピング方法による音の変化を聞き分けていますし、PCの設定についてもtweak UIにてまとめて設定を変えたときには音の変化がわかりましたので、私の耳が原因で違いが分からないということはないと思います。
PCの設定をかなり追い込んでいるメインPCだから差が出ないのかと思い、持っているべつのPC(こちらもWinXP)でも試して見ましたがこちらもぜんぜん差が分かりませんでした。もっとも、このPCも高速化のためデスクトップをクラシック表示にしたり、アニメーションを切ったりといった設定変更をしていますので、全く無対策のPCならば効果が出るのかもしれません。
ということで、explorer.exeの停止は私においては大技の割りに意義を見出せない手法でありました。
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