システム紹介130 WAVファイルの編集
リッピングについて抜けていた記事があったので付け足します。
私のPCオーディオシステムは、再生に関して音質以外の面でソフト面とハード面でそれぞれひとつづつ問題を持っています。
ひとつは、再生ソフトがiTunes7.0.2 + Multi plug-in + foobar2000ですと、ギャップレス再生ができないという問題です。
もうひとつは、再生機器構成(詳しくはこちら)
がPC - DDC - DACとなっており、DDCとDACがspdifでつながっている場合に良くある問題のようなのですが、PC - udif7 -
SE-U55GXと繋げた場合に、曲の先頭が頭切れをおこすという問題です。これはddcがPCからの信号を受けてDACにデータを送り始めた場合、
DACがレートに対して同期するまで時間を要することが原因です。
ギャップレス再生が不可であることの対策としては、iTunesでインポートする際にギャップレスである場合は前後のトラックを結合する設定とし、ひとつのWAVファイルとしてファイルを生成させるという方法をとっています。
もう一方の頭切れ対策としては、WAVファイルを作ったあと、音声ファイル編集ソフトで先頭部分を見て、無音部分が短い場合に無音部分を追加するという
作業を行っています。およそ、0.55秒ほどあればよいようです。無音部分が全くない場合はギャップレスですので、トラックを結合する設定でインポートを
やり直します。
ただし、ギャップレスにみえても実はバックグラウンドのノイズが入っているだけという場合があり、その場合はそのバックグラウンドノイズの継続時間が無音
時間とみなせるので、見分ける必要があります。紛らわしいと思うファイルをいくつか再生してみればだいたい見分けられるようになります。
ソフトは何でも良いと思いますが、私はこちらのSound Engine Freeを用いています。
リッピング手順(詳しくはこちら)
としてはCD→RAMディスクにイメージファイル作成→MOにWAVファイルとしてインポート→NASにコピーという手順で行っていますが、NASにコ
ピーしてからWAVファイルの編集を行うと音質が悪くなり、MOを用いたリッピングの良さが失われたため、作業は重いですが、MO上で行っています。
大きなファイルですと時間がかかりすぎてタイムアウトしてしまい、保存が終了しないことがあります、その場合はあきらめてトラックを結合する設定に直して再度インポートをします。
この困った現象は以前のPC - SE-U55 - SE-U55GXという接続の時には生じていませんでしたが、PC - udif7 -
SE-U55GXという接続に変えてから発生しました。SE-U55が44.1kHzのみの対応であるのに対し、udif7が複数の周波数に対応している
ことが原因と思われます。DDCをudif7に更新して、ハイレゾに対応し、また音質も向上したのは良かったのですが、リッピングがさらに面倒になってし
まいました。困ったものです。
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