システム紹介128 PCのディスプレイ
今回はオーディオ用PCに使用しているディスプレイについての記事です。
Phile-webに参加して一番初めの日記に書きましたが、わたしが始めて購入したパソコンはX68000初代機(CZ-600C)でした。X68000を使い始めてからずっとパソコンとオーディオはいつもつながっていた状態にあり、それがPCオーディオをはじめる遠因となりました(こちらにまとめております)。
X68000と同時にセットで購入したのが専用ディスプレイであるCZ-600Dです。これは同じシャープのテレビ事業部からは発売されていた「パソコンテレビX1」のディスプレイと同様にテレビチューナーを内蔵によりテレビが映るとともに、パソコンからテレビのチャンネルやタイマー等がコントロールでき、スーパーインポーズ機能によりテレビの画面にパソコンの画像を重ね合わせて表示できる機能を持った製品でした。
世間一般的にはテレビとパソコンは共存していなかった(一部には「ニューメディア対応テレビ」というアナログRGB入力を備えたテレビがありましたが、購入した家庭でもほとんど使われなかったと思います。)と思いますが、私としてはパソコンのディスプレイにテレビが映ることは当たり前となっていました。やがて時が経ち、CZ-600Dがくたびれてきたころ、ちょうどNECからテレビチューナー内蔵のPC用ディスプレイが発売されました。
こちらのPC-TM151TVという製品です。(なお、画像は121wareより転載しています)一般のディスプレイは対応水平動機周波数がDOS/V、PC-98、MACに合わせて31kHzまたは24kHz以上の対応であったのに対して、この製品はテレビに対応するためか15kHzからの対応となっており、15kHzの画面モードを持つX68000でも使い易い使用となっており、CZ-600Dの置き換えとしてはぴったりでした(もちろんX68000専用機でないためスーパーインポーズやテレビコントロールはりませんが)。X68000ユーザーでこの製品を買った方は多いと思います。
このPC-TM151TVはさらに、PCの画面を写したままテレビの音声を出力するという便利な機能が付いていました。その機能を利用して、よくテレビの音声を聞きながらパソコンでシミュレーションゲームを楽しんでいたものです。
その後、ディスプレイの液晶化や大画面化、PCの高解像度化が進んだこと、さらにはPCオーディオをはじめたためにブラウン管の鳴き音が気になってきたので、新たなディスプレイを購入することにしました。もはや20年以上PCディスプレイでテレビを見てきたのでもはやテレビが映らない製品は買う気がなく、こちらの製品を選択しました。
アクオスLC-20ESです。まあ特別なものではなく、単なる20型の液晶テレビであるわけですが。近年のテレビはPCの入力を受けられるようになっているのでディスプレイとして使用できます。画像はiTunesを使っているところです。
PCとはD-SUB15PのアナログRGBにより接続しています(マザーボードの出力がそれしかないため)。特に気になる滲みもなく、PCモニタとして普通に使えています。ノイズ対策として、音楽再生中はケーブルを抜いて切り離すという考え方もあると思いますが、ディスプレイに接続するケーブルを抜くと返ってPCのノイズが増える経験をしたことがあるので、接続したまま音楽再生をしています。リッピング時にはノイズ対策として電源は切っています。
こちらはテレビを写しているところです。当たり前ですが、特に問題はありません。テレビの光出力をDAC(E-U55GX)に接続し、テレビの音声をYoshii9で聞けるようにしていますが、この方法で接続するとかなり高音質で聞けます。(DVDプレーヤー等から出力された音はダメで、テレビ放送を直接出力したときだけが良い音でした)
PC用ディスプレイとしてもテレビとしても問題はないのですが、ただPC-TM151TVにあったようなPCの画面を写しながらテレビの音声を出力する機能はないのでぜひつけて欲しいものだと思います。(そのような発想をする人は少ないので付かないのだと思いますが)
以上、半分以上昔話になってしまいましたが使用しているディスプレイの紹介でした。
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