システム紹介112 リッピングソフト クローンCD
前回までで、音楽CDリッピングのためのドライブとインタフェースについての紹介が終わりました。まとめますと、
・音楽CDを読み取るドライブとしてプレクスターPX-20TSを使用。
・PX-20TSの内部を防振
・PX-20TSの天板をダンピング
・PX-20TSを取り付けるファイルベイを防振
・内蔵ドライブを免震するため、PCをオーディオボードRAF-48に載せる。
・PX-20TSは50ピンSCSIケーブルと50-68変換アダプタによりSCSIホストアダプタに接続。
・SCSIホストアダプタはアダプティックAHA-39290を使用
・PX-20TSは独立電源とし、12VバッテリーとpicoPSUにより駆動
・CD-ROMのトレイは黒く塗装しておく
という状態で音楽CDのリッピングを行っています。
今回は、CDを取り込むためのソフトの紹介です。
音楽CDの取り込み用ソフトとしてはこちらのクローンCDを用いています。
これは、CDの内容をHDD等にイメージとして保存したり、それをCD-Rに書き込んだりするソフトです。
これまた、ブログ「Yoshii9を最高の音で聞こう!」の手法をなぞっているものであって、独自の工夫ではありません。こちらのブログにおいて、この
ソフトで一旦イメージを作るという手法を採用している理由としては、iTunesでエラー訂正ありでインポートしようとしたときにドライブとの組み合わせ
によっては上手くいかない場合があるところを回避することとしています。
このソフトは、かつて90年代後半から2000年代前半にかけてCDのバックアップやCD-Rへのコピーが流行したこところに正確なCDのコピーができるソフトとして定評がありましたから、音楽CDのリッピング用と考えても安心感があるソフトではあります。
このソフトの特徴としてはイメージ作成の際にイメージの生成方法について読み込み速度等のいくつかの設定ができることです。「Yoshii9を最高の音で聞こう!」においては
・「オーディオの読み込み設定」のオーディオの読み込み速度は 4×(4倍速)
・オーディオ抽出品質は 最高品質(最低速)
・「データの読み込み設定」においてデータセクターを再生成する にチェックを入れる
という設定を推奨しています。
4倍速という速度は読み込みだけでなくCD-Rの書き込みにおいても高音質のための定番の回転速度であることもあり、このまま踏襲しても問題ないだろうと考えて、私においてもこの設定でリッピングを行っています。
このソフトによって生成したイメージファイルを仮想ドライブにマウントし、そこからWAVファイルにインポートするわけですが、この方法の場合は最終的
にできるWAVのほかCDイメージファイルが残るため、こちらを別に保存しておいてバックアップのひとつとすることができます。それもこのソフトを使うメ
リットです。
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