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2014年6月12日 (木)

ブラインドテストの信頼性

A

 オーディオにおいて、機器やケーブル、あるいはその他の条件を変更したときに音の違いがあるかどうかということについては、理論的な説明が今のところ難しいと思われているため、客観的に差があるか否かを調べるためにブラインドテスト(目隠しテスト)というものが行われることがあります。
 オーディオでよく行われるABX法ではたとえばAのケーブルを聴き、Bのケーブルを聞いた後で、どちらか分からないケーブルを聴き、AかBかを答える、という事を繰り返して、被験者が差を検知できているかどうかを調べます。その結果ケーブルによる音の違いなどほぼないといった結論が出されることもあります。
 もっともブラインドテストで有意差が出たのならば両者は確実に違うことにはなりますが、有意差が出なかったからといって、別の環境やメンバーならば有意差が出る可能性がある以上は「差がない」ことの直接の証明にはならないので注意が必要です。
B
 それ以外に、ブラインドテストの信頼性に関する議論として、 被験者が一般にはいつも聞いているものとは違う部屋違うシステムで、普段聞いているものとは違う音楽を聴かされてテストされてしまうので、本来の感度が出ないのではないかというものがあります。たしかに、いつも聞いている曲のほうが細かい部分が良く聞こえるので分かり易いということは体験するところです。
 また、自宅で機器等を比較試聴する場合でも、条件を次々に変えて比較した場合は違いに気づきにくいが、長期間にわたって一定の条件で聴き続けたあとで、どこかを変えた場合には、非常にはっきり分かるということを体験します。後でもう一度同じ条件の比較試聴してみても余り違いを感じなかったりすると、実は違いは大きくなかったことが分かったりします。そういった違いならばブラインドテストをしても差は出にくいのかもしれません。
 


X
 ところで、こちらの白でXと書かれた青い四角ですが、この色は前に出てきたどちらの色と同じか、分かるでしょうか?
 なかなか難しいと思います。すぐに分かる方がいたら、すごい視覚だと思います。
 もちろんAとBは違う色にしてありますし、はどちらかと同じ色です。
 繰り返し見ても難しいのは、見た色を完全には記録し切れないためです。
 そこで、こうすると












Photo  
 こうやって重ねて見れば多くの方がXがABどちらと同じ色か、分かると思います。テストでは出来なくても、実はAとBを区別できていたのです。ですので、上記のテストでAとBの区別が出来なかったからといって、AとBの違いは人の知覚できる限度以下である結論づけるまちがいであるといえます。

 音を比較する場合は同時に比較することができず、ひとつ聴いては、次を聴いてという形にならざるを得ないことから、このような原因による比較試聴の精度低下は常時起こっていると思われます。


追記:
 記事をアップしたPCでは差が見えているのですが、ほかのいくつかのPCでも試してみると、違いが殆ど見えないPCもありました。ですので、重ねた画像を見ても答えが分からない環境もあるかもしれません。オーディオでいうなら、システム構成によっては差がでにくい場合があるというところでしょうか。
 そのほか、iPod touch5とiPod touch初代でも確認してみたところ、両者とも差が見えましたが、なぜか初代の方がはっきり分かりました。

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コメント

あるところで、この問題は良く激論になります

私の立場は「音によるABXテストは、実は記憶テスト」というものです
絵によるABXテストでも同じことになるのは、よんまるさんのおっしゃるとおりです
(ただし私は色弱の上、モニターディスプレイもガンマを合わせてませんので、全部同じに見えます)
そうすると今度はどこかから持ってきたオシロの波形を見せて、「差は人間の感知できるレベル以下」と言いますけど

あまりケーブルでの差が知覚できない私も「否定派」に走ってもいいのかもしれませんが
正直、そうする気にもなれません
どのような事象に対しても「自分が支持する立場は絶対正しい」と言うほど傲慢になれませんし
あるプロの方が、私のビンボーオーディオをセッティングしたあとで、ネット上に公開した際
「もう明らかに改善されている」と発言した第三者がいたのです
「へー、そうなんだ」とこっちが驚きましたが(鈍いですね)
そして私自身が色弱であるように、資質の差というものは確実に存在します

というわけで私は、(たぶん自尊心が傷つくことを恐れている)「否定派」に与する気にはなれないのです

もっとも、私自身、オーディオはたとえば葛根湯のような漢方薬と同じと思っており
差がわからない人の場合は、漢方薬を構成する様々な生薬の一つだけ(ケーブルとか)を取り出して効能を論ずるようなことには意味がないのではないかとも思っております

むぎたにさんレス有難うございます。
phile webの方とあわせて4人の方からレスをいただきましたが、うち3名が「見えない」と書かれていたことは意外でした(しかも一人の方は複数の環境で確認したと書いています)。そんなに多くの端末で見えないのかと思い、インターネットにつながる端末10台で試して見たところ、はっきり区別できるものが7台(うちPC4台、iPod2台、iPad1台)見えなくもないがかなり厳しいものが1台(PC)、全く同じ色に見えるものが2台(テレビにつなげるアンドロイド端末とPS3各1台)でした。
10台中7台でははっきり見えているので、区別が表示できない端末が多数というわけでもなさそうに思うのですが・・・。やはり個人差が大きいのでしょうかね。

視覚でさえもこんな状況ならば、より客観的に示しにくい聴覚に関するものであればなおさら、音が変わる、変わらないという評価において容易に意見の一致が得られないのは当然なのかもしれません。

音の記憶とは曖昧だということは理解いたしました。
ではケーブル大好きな方々はケーブルを交換して「変わった!」というのもおかしな話ですね。
ABXテストの記憶のタイムラグよりも交換の際のタイムラグのほうがはるかに大きい気がします。
またその交換の際に事前情報によるプラシーボが働くと思います。
少なくともブラインドテストはそういった事前情報や思い込みは排除されます。
ケーブル大好きっ子達の「変わった!」が思い込みかそうでないかはブラインドテストは有効だと思います。

VvsV さん レス有難うございます。

ケーブルの比較試聴記はネットを探すといくつも見つかりますが、その多くは自宅試聴です。どこかの試聴室にでテストする場合ならばAもBも短時間でその場で音を覚えこまないと違いがわかりませんが、自宅試聴ならば一方はいつも聞いていて頭に良く残っている音ですので、比較的精度は高くなるはずです。

思い込みによって評価が左右される可能性はもちろんありますが、特にケーブルについては、価格の高い製品や、あるいはもっともらしい理屈をつけている製品が必ずしも評価が高くないことから、影響は大きくはないと考えています。

ブラインドテストですが、自宅試聴で行えば良いですよ。
あなたはブラインドテストのような思い込みを排除して聴くことをしたことがありますか?
一度ブラインドテストをすると、
普段いかに思い込みで音楽を聴いているかが青ざめるほどわかりますよ。
ケーブル大好きさん達は何かにつけてこのブラインドテストから逃げます。
まずは実践です!
人を否定するまえにまずは実践ですよ。

VvsVさん
意味が分かりません。つぶやきですか?

横レスで申し訳ないですが
よんまるさん。レスされないほうがよかったかと思います

結局この方は「白か黒かの極端な考え方をする性格の方」だと思います
自分が「ケーブルの聞き分け」ができなかったときに
「自分が才能皆無のどうしようもない無能者」か
「ケーブルで音が変わるという人間が詐欺師かまたは暗示にかかりやすい駄目人間」かの
極端な考えの二者択一に陥ってしまい、絶対後者でなければならないという強迫観念にとらわれているということなんでしょう
そしてその「正当化」に使われる論拠が、「ABXテストの成功者はいない」なんです
だから、「ABXテストそのものが根拠として薄弱だ」と言われると、自分の破滅につながると思い込んで
こういう「一方的に私の言うことを認めなさい」という発言をしてしまうのです
つまり、はじめから自分の見識を深化させるために話し合うとか、先入観抜きで考えてみようとか
世の中にはいろいろな人がいて、それでいいんだとかいう冷静な考えができません
よんまるさんが「別に二律背反ではない」と言ってるにもかかわらず、自分が否定されたと短絡します

最近ではこういう「白か黒かしかない性格」の方は多いです

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