システム紹介102 CD-ROMの電源
以前に書いたようにPCオーディオで音楽を聴くために音楽CDをリッピングするドライブとしてはプレクスターのPX-20TSを用いています。
それまで使用していた東芝のDVD-ROMとは雲泥の差であり、リッピングするドライブによって再生時の音質が大きく影響されるということを目の当たり(耳の当たり?)にしました。
今回はそのドライブの電源です。
私のシステムでは電池駆動を原則としていますので、やはりこのCD-ROMドライブについても電池駆動としたわけですが、このドライブ導入以前にPC本体を電池駆動化しており、電池駆動化されたATX対応DC-DCコンバーターから電源をひいて動かしたため、当初からCD-ROMは電池により動かしていました。ですので、電池駆動とACアダプター等との比較はできておりません。
その後、やはり電源は独立のほうがいいだろうということで、マザーボードにさすタイプのATX-DC-DCコンバーターである「Pico PSU」を購入しそこに12V出力可能なバッテリーを接続することによりペリフェラル4Pコネクタを介してCD-ROMを動かすことにしました。
PicoPSUは本来はATXマザーの20Pコネクタに差し込んでそこから電源スイッチOnの信号を受けて電源供給を開始するわけですが、ATXマザーに差し込まずに単独で起動するには13番と14番ピンをショートさせると、常時電源スイッチOnと同じ状態になります。
出っ張りのあるほうを下にした場合は下の段の右から3番目と4番目です。そしてそこから出ているペリフェラル4PコネクタをCD-ROMに接続します。なお、一般のATX電源でも同様の措置をとることにより単体起動させることが出来ます。
この状態において、PicoPSUに対して12Vのバッテリーを接続し、電力を供給するとCD-ROMが動き始めます。
電源とCD-ROMを接続した状態はこのようになります。
このほか、CD-ROMの4Pコネクタの5vと12vをそれぞれ別に供給するという方法も考えられるのですが、間違って5vに12vを接続したりすると貴重なドライブが昇天してしまいますので、この方法をとっています。
以上により、CD-ROMの独立電源(別バッテリー)化はうまく成功しました。ただし、もともと電池駆動であったためか、音の変化ははっきりわかりませんでしたが、精神安定的な効果のほか、本体を駆動しているバッテリーの駆動時間が伸びるメリットはありました。
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