安倍首相、建国記念の日に向けメッセージ
安倍総理が昨日、建国記念の日に向けたメッセージを発表しています。
安倍首相、建国記念の日に向けメッセージ--前略--安倍首相は、建国記念の日について「我が国の繁栄の礎を営々と築き上げた古(いにしえ)からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を誓う意義深い日だ」と指摘。「平和と繁栄をさらに発展させ、次の世代も安心して暮らせるよう、引き継いでいく事は我々に課せられた責務だ」としている。さらに、「国際的な諸課題に対して積極的な役割を果たし、世界の平和と繁栄を実現していく『誇りある日本』にしていく事が、我々に託された使命であろうと考えます」などと安倍首相が主張する積極的平和主義の考え方を反映させた内容となっている。建国記念の日に首相がメッセージを出すのは初めての事。ソース(動画あり)
建国記念の日のこのようなメッセージは初めてのためか、こんなニュースもありました。
首相 建国記念メッセージ「右傾化ととる人がおかしい」官房長官
安倍晋三首相は10日、明日の「建国記念の日」にむけたメッセージを初めて発表したが、これについて菅義偉官房長官は10日午後の記者会見で、記者から「また政権右傾化などの批判を受けるおそれはないか?」と質問されたのに対し、「祝日で決まっているものについて、祝日の主旨に基づいて、総理大臣がメッセージを出すことが、どうしてそういうことに取られるか、取る方の人がまったくおかしいと私は思う」と述べた。
同会見ではさらに記者から「国民主権を考えると、国家というものを前面に出すということはいかがなものか?という見方もあるが」と問われ、「それはまったく当たらないと思う。建国記念日というのは、国会で決めて祝日になっている。そこについて一国の総理大臣がお祝いのメッセージを出すことが、まさに民主主義じゃないでしょうか」ときっぱりと反論。
この安倍首相のメッセージでは、「国際的な諸課題に対して積極的な役割を果たし、世界の平和と安定を実現していく『誇りある日本』としていくことが、先人から我々に託された使命」などとして、「積極的平和主義」に言及している。
建国記念の日は一部団体のイベントなどがあるものの(こちらなど) 、これにちなんだテレビ番組などもなく、一般には休日の意義についてなじみが薄くなりがちであり、総理のメッセージは発表が新たになされたことは望ましいことと思われます。
メッセージの内容は以下のとおり(安倍総理のFacebookより)
「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、法律によって設けられた国民の祝日です。この祝日は、国民一人一人が、我が国の今日の繁栄の礎を営々と築き上げた古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を誓う、誠に意義深い日であると考え、私から国民の皆様に向けてメッセージをお届けすることといたしました。古来、「瑞穂の国」と呼ばれてきたように、私達日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補いあって、五穀豊穣を祈り、美しい田園と麗しい社会を築いてきた豊かな伝統があります。また、我が国は四季のある美しい自然に恵まれ、それらを生かした諸外国に誇れる素晴らしい文化を育ててきました。長い歴史の中で、幾たびか災害や戦争などの試練も経験しましたが、国民一人一人のたゆまぬ努力により今日の平和で豊かな国を築き上げ、普遍的自由と、民主主義と、人権を重んじる国柄を育ててきました。このような先人の努力に深く敬意を表すとともに、この平和と繁栄を更に発展させ、次の世代も安心して暮らせるよう引き継いでいくことは我々に課せられた責務であります。十年先、百年先の未来を拓く改革と、未来を担う人材の育成を進め、同時に、国際的な諸課題に対して積極的な役割を果たし、世界の平和と安定を実現していく「誇りある日本」としていくことが、先人から我々に託された使命であろうと考えます。「建国記念の日」を迎えるに当たり、私は、改めて、私達の愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしています。国民の皆様におかれても、「建国記念の日」が、我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、自信と誇りを持てる未来に向けて日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。
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