ノイズハーベスタの点灯
前回書いたとおりノイズ対策の一部として、PS Audioの「ノイズハーベスタ(Noise Harvester)」を使用しています。
ノイズハーベスタはオーディオショップの勧めにより購入したものですが、私においては、この製品の有、無しの音の違いが分かりませんでした。一方で、ノイズハーベスタが消えているときと、ノイズを受けて点灯しているときではスピーカーから出る音に違いが感じられる(消えているときのほうが高音質)ため、一応、音質に影響のあるノイズには反応しており、電源状態を示す簡易モニターとしても機能していると考えています。
ノイズハーベスタの点灯するタイミングについては、IHクッキングヒーターや電子レンジ、掃除機などを特にノイズの多い機器を使用していると呼応して点灯します。一方で、家庭内の電気製品の使用とは無関係に点灯していることもあります。確認するため、ノイズハーベスタが点灯しているときに、あまり電気製品の無い部屋にノイズハーベスタを設置し、そして、他の部屋のブレーカーをすべて落としてみましたが、ノイズハーベスタはそのまま光り続けました。したがって、主に外来ノイズに対して、点灯しているようです。
ノイズハーベスタ消灯時のほうが音が良いため、点滅を減らそうと試みました。フェライトコアを電気製品に出来るだけもれなく設置する、直列形ノイズフィルターも併用する。ノイズハーベスタを買い足して2台にする。他のオーディオ用並列型ノイズフィルターであるACエナコム3個とクワイエットラインも設置してみる。といったことを実施してきました。
家庭内にノイズ源がある場合は、若干効果があるように感じられましたが、外来ノイズが来ているらしいときには、2つ目のノイズハーベスタやクワイエットライン等は特に点灯の削減効果は得られませんでした。さらにノイズ抑制効果について評価が高い、AiTECのΛ(ラムダ)5.36でも使えば、多少は効くのでしょうか?試してみたい気持もありますが、5万円以上出して博打を打つのはいまいち気が進まないので、試せずにいます。
ノイズハーベスタの点灯する時間帯ですが、私の家では昼間よりも夜間のほうが良く光ります。日曜日よりも土曜日、土曜日よりも平日が光にくいようです。マスタリングスタジオでは、電源状態の良い休日の深夜に作業するなんて話もありますが、住宅街のためか、私の家では逆のようです。季節的には、春、秋が良好で、夏、冬は良くないという、一般的な傾向と同じです。
音楽は聞きたいときに聞くので、ノイズハーベスタの点灯については特に気にしないようにしていますが、一方でリッピングについては万全を期すため、ノイズハーベスタの消灯時に行うこととしていますが、消灯している時間が限られるため、リッピング作業については障害となっています。
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