システム紹介92-2 CDスタビライザーその1 リマスターリング
リマスターリング(DS-25E、Fo.Qホームページより)
これまでに私の使っている再生系システムについての紹介を一通り終え、前回からは音楽CDのリッピングに使用するシステムについての紹介を始めています。
前回、CDスタビライザーについて評判の良いものを列記しました。その結果、重さがあるものよりも制振に重点を置いたもので軟質系かまたは硬質系の場合はハイブリッドのものが良さそうと考えました。
次に、これらの製品をいろいろと試してみて、最良の音がする製品を選び出さなければならないということになるわけですが、幸か不幸か、私はPCオーディオであり、CDはPC用のドライブでリッピングして聞きます。PC用ドライブはCDプレイヤーよりも高速回転するため、CDプレイヤー用のCDに載せるタイプではスタビライザーが飛んでしまい、ドライブが正常に動作しない恐れがあります。したがって、使用できる製品はCDに貼り付けるタイプのものに限られるため、評価の高そうな製品の中では、Fo.Qのリマスターリングのほぼ一択となります(もっとも載せるタイプでも接着剤や両面テープでCDに貼り付けるという方法もなくはないのですが)。
そこで、このリマスターリングを使用してみることにしました。購入は、もちろんネットでも買えますが、ショップとのお付き合いも持ちたいという観点から、地元金沢のオーディオショップである「オーディオマン・ディグ」に取り扱いがあったため、そちらで行いました。
使用してみた感想としては、音の混濁がやや解消されはっきり明瞭となるように聞こえました。欠落するニュアンスがあるとの試聴感もネットで見かけますが、私にはそのようには感じられませんでした。
ところで、ブログ「Yoshii9を最高の音で聞こう!」においてもCDスタビライザーの検討が行われています。(こちらの記事)
この記事によると、いくつかの金属製スタビライザーやCDの周りにはめ込むタイプのオーディオテクニカAT6079を試したところ、これらはいずれも「独特の音色が付加されて」しまったと述べており、さらに、
>複数のメーカーにおける、CDの中央部分につける部品なども
>色々と試したことがありましたが
>それらは総て
>材質が“薄い”ものであったり
>形状が“一部分”に留まるためか、効果はさほどでもありませんでしたが
と書かれていました。
そのため、このさほど効果が無かった製品群の中にはこのリマスターリングも含まれているのであろうと推測されます。
そして、「Yoshii9を最高の音で聞こう!」においては、ゲルシートを使用したCDスタビライザーの自作にすすむわけですが、作製誤差によっては、ドライブも破損する恐れもあるとの事であり、不器用な私にはハードルの高いものでした。
しかし、このままでは、効果がもうひとつのスタビライザーのみの使用に甘んじてしまうことになるため、このブログをヒントに更なる製品を探すことになります。
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