システム紹介93 CDスタビライザーその2 ヒサゴ透明保護フィルム
音楽CDのリッピングに用いるスタビライザー選定の続きです。前の記事はこちら。
既存のオーディオ用製品としてはFo.Qのリマスターリングがやや効果があったものの、小提琴奏者氏はこちらの記事において、既製のスタビライザーより効果のあるものとして、自作の「Funyabilizer」なるものを製作したとの記事を掲出していました。不器用な私にはまねが難しいのですが、既製品を用いてなるべく近い効果が得られそうな製品を探すことにしました。
PCのドライブでCDを高音質でリッピングするためのCDへのスタビライザー選定の条件として
・貼り付けるタイプであること
・材質が軟質であること
・CD全面を覆うもの
・やや厚みのあるもの
そして、貼り付けたときに、レーベルが見えるように
・透明であること
という条件を加えて考えました。
探した結果、見つけたのがヒサゴのDVD・CD-R用透明保護フィルムCJ7003Sです。
メーカーの製品ページはこちら
今確認すると、2013年12月末よりオーダーメイド品となっており、在庫限りのようです。在庫切れ多なった際には、また別の代替品をさがすことになりそうです。
こちらが見にくいですが、中に入っているフィルムです。
使い方としては、卵色の台紙から透明フィルムをはがしてCDのレーベル面に貼り付けるだけです。ただし、センタリングをあわせて貼らないとCDが偏芯してしまうため、慎重に作業する必要があります。不器用な私ではフリーハンドでのセンタリングは厳しいのでこのような器具を用いています。
文具店などに売られているこの種のシールを貼るための器具です。はじめは別の製品を購入したのですが、やや精度が悪く、こちらを買いなおしてところ、うまく貼れるようになりました。
このようにCDをセットします。CDの下にはフィルムが敷かれています。
貼り付け完了です。
ここでセンタリングを確認し、ずれているようであればすぐはがしてやり直します。時間がたつとフィルムがはがれなくなります。
さらに、この上からリマスターリングを貼り付け、併用します。
これで、スタビライザーの装着は完了です。
このスタビライザーのあり、なしをそれぞれリッピングして聞き比べると、リマスターリングとこのフィルムは音の変化が似ており、楽譜が複雑なところでの音の混濁が解消され、明瞭に聞き取れる方向に変化しますが、リマスターリングよりもこのヒサゴのフィルムのほうが効果が大きく現れます。そのほか、倍音成分が正確になるというのでしょうか、それぞれの楽器の音色がよく表現されるようになります。クラリネットが気持よいです。
このようにこのヒサゴのフィルムは効果的でありました。このフィルムは0.21mmの厚さであり、「Funyabilizer」が厚さ1mmであることに比べると薄いため、もしかしたら数枚重ねるとよりよいかもしれませんが、私にはきれいに仕上げる技術が無いため、実施しておりません。
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