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2013年11月 7日 (木)

システム紹介75 マザーボード Wind Board

 今回からPCオーディオの一部として使用しているPC本体について書いていきます。
 オーディオ再生用にPC本体以外に使用しているシステムについては以下にまとめています。
中間まとめ1機器構成
中間まとめ2振動対策
中間まとめ3電源
中間まとめ4ケーブル

 PCオーディオ用にマザーボードやCPUを更新するとなると非常に商品数が多く、また製品サイクルが短く、さらに、マザーボードやCPUの音質を比較試聴した記録が少ないという事情により、どの製品が音が良いのか突き止めることは困難な状況にあります。そこで、マザーボードを選定するにあたっては静音性を重視し、無音マシンを狙える構成とするという選択をすることにしました。マザーボードを更新したのは2008年だったのですが、当時、普通に完全ファンレスが狙える製品としては、CPUにオンボードでatomを使用した製品の1択であり、標準で冷却ファンなしになっているものとしてMSIのWindBoardが見つかったので、こちらを選択しました。


画像はMSIホームページより

 まあこの製品も今となってはいまさらな感じがしないでもないのですが、CPUのTDPが4Wなんていう製品はその後も普通のものとしては出ていないので、買い換える気持も今のところ起きません。ACアダプター電源とSSDを使えば冷却ファンが全く無い無音のPCが組めますし、この消費電力であれば電池駆動も視野に入れることが出来ます。

 CPUやマザーボードの音質について比較した記事は少ないと書きましたが、その少ない中で、重要な情報の入った優良な記事をソニーの「かないまる」氏が書いています。
・マザーボードの音質
・CPUクーラーの音質

 高音質のマザーの条件として

条件1) オンボードグラフィックであることはマストである
条件2) 20ピン電源コネクタと4ピン電源コネクタの配置が近いと高音質の可能性が高い
条件3) 内臓音源の音質がよいと、CD-Rもよい音で焼ける可能性が高い

という3条件を提示しています。
 条件3については結局使ってみないとわからないので置くとして、1,2は選ぶことが出来ます。WindBoardはオンボードグラフィックなので条件1は満たしています。
 条件2については20ピンと4ピンが離れているとグラウンドループの弊害が発生し音が悪くなると述べています。また、20ピンと4ピンが離れていても4ピンがマザーボードの端に近ければケーブルの引き回しでグラウンドループをつぶすことが出来ると書いています。この方法は何とか使えそうです。このことについてはあとで更なる工夫をしますが、別の記事で書きたいと思います。

 そして、良いCPUクーラーとして、これはオーディオの常識だと思いますが、鳴きにくいものが良いとしています。ただPC用のヒートシンクで音質に配慮した製品はないので、単純な構造の安物を選ぶと良いとしています。さらに、精密薄フィンがたくさん付いたものや、ヒートパイプは音が良くないとしています。たしかに、大出力のパワーアンプでは放熱のためのヒートシンクが付いていたりしますが、ビラビラのフィンやヒートパイプを採用した製品は見かけません。そして、ヒートシンクの形状を一つ一つ変えるなど共振対策を行っていることがオーディオ雑誌で写真をチェックしたり、オーディオショップで製品に触れてみるとわかります。一方で冷却ファンが付いたオーディオ製品が存在しています。ということは、ヒートパイプや精密薄フィンによってファンレスにするくらいならば冷却ファンで冷やしたほうが音質的に良いということを示しているのでしょう。そうすると、ショップブランドなどではヒートパイプでケースに熱を運んでケースのヒートシンクで冷却することにより自作ではなかなか出来ないようなハイスペックかつファンレスといった製品が売られていますが、そのような製品は音が良くない可能性が高いといえるかもしれません。
 WindBoardのヒートシンクも薄いフィンではなく、単純な構造なので、悪くはなさそうです。

 以前使っていたアスロンXPのついたギガバイトのマザーから交換し、とりあえず電源は前のままで使ってみましたが、消費電力が落ちたため、電源ファンも非常にゆっくりに成り、一気に静かになりました。音質的には作業に時間がかかるのとPCからの騒音が違いすぎるため良くなったかどうかは分からなかったのですが、PCオーディオにより音楽を聴く上での快適性は格段に向上しました。

 次回以降にPC本体に関する電源等更なる工夫を書いていきます。

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