システム紹介81 PCの足元
オーディオシステムの一環としてPCを組み込む場合は、オーディオ機器の常として振動対策によって音質が変化します。私はミドルタワーのアルミ製PCケースを使用しており、前回はPCケースの防振について書きましたが、今回はPCの足元についてです。
PCケースの下に設置するインシュレーターとして、次のものを試しました。試した当時はまだ音の歪みが残っており、課題でした。
1.標準でついているプラスチックの足
2.大型機器用であり、ミドルタワーPCなどには適していそうに思えるのオーディオテクニカAT-6091
3.同じくオーディオテクニカの製品で、私においてPC用のバッテリーARCA-300に対して効果があり、他のブログでノートPCに有効であったとの報告があるAT-6089FT
こちらは小型の機器用と思われることやPCケースは底面が広く、強度がやや低いことから12個設置して試してみました。
4.J1プロジェクト(the j-1 project)のA25R
5.レンガ
オーディオテクニカAT6091はデスクトップPCにぴったりという感じで見た目の印象は非常に良く、かなり良くなるのではないかと期待して試聴してみたのですが、標準のプラスチック足とほとんど変わりませんでした。
オーディオテクニカのAT6089FTについてはやはり向いていないのか、やや音のキン付きが増えてしまいました。
J1プロジェクトA25Rについては歪みがはっきり減少し、良い音になりました。
レンガについては、試してみると、あからさまに音が悪くなりました。
以上により、J1プロジェクトのA25Rを採用としました。はじめはPCケースの下に4つおいて使っていたのですが、その後8つに増やしたところ、より効
果が出ました。この製品が良かったのはたぶん私のPCケースの機械的性状とこのインシュレーターの性状がマッチしていたことによるのだと思います。
さらにPCの足元対策としてアコースティックリバイブのオーディオボードRAF-48を用いています。
この製品による再生時の音質改善は少なかったのですが、それでも解像度の向上や歪みの現象が得られました。この製品についてはまた別の機会に書きたいと思います。
なお、各画像はそれぞれメーカーホームページからコピーしました。
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