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2013年11月 8日 (金)

システム紹介76 自作オーディオ用PCを駆動するバッテリー ARCA-300

 PCオーディオに使うPCは自作マシンを使用していますが、前回述べたとおり、そのCPUおよびマザーボードとしてはatom230がオンボードで載ったMSIのWindBoardを選定しました。今回はその電源についての記事です。なお、PC本体以外の再生系オーディオシステムについては以下のリンク先にまとめています。
中間まとめ1機器構成
中間まとめ2振動対策
中間まとめ3電源
中間まとめ4ケーブル

 このマザーボードは標準状態がファンレスであり、電源もファンレスとし、ドライブをSSDとすれば完全に無音のPCを組むことが出来ます。そしてオーディオ用として高音質を目指すためのバッテリー駆動も視野に入ってくる消費電力であります。
 マザーボードの電源は通常のATX仕様なので、適合したACアダプター電源を購入しました。


 こちらが、その製品に付属のATX対応DC/DCコンバーターです。バッテリー化するのであればACアダプターは不要なのですが、バッテリー切れのときでも駆動できるように一応ACアダプターとセットの製品としました。

 次にバッテリーを探したところ、このような製品がありました。


ARCA-300 http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/ARC-BAT-0002-1

 これは容量300Whで直流12Vを出力する製品で、本来は電源の無い場所でノートPCを長時間使用するための製品なのですが、atomを使った省電力PCならば自作PCでも使用できます。ほかに15V,19Vのモデルがあります。
 バッテリーでPCを動かすだけであれば他に車用やキャンプ用のバッテリーを使えば安価ではありますが、やはり家庭内で使用するには危険があります。そのため、ケーブル抜きで約11万円とやや高いのですが、通常の屋内環境での使用が前提となっているこの製品を購入することとしました。

 つないで見るまでは不安でしたが、充電を終え、DC/DCコンバータに接続して、電源を入れると、あっさりPCが立ち上がりました。うまくいきました。BIOSでみると12Vの電圧がやや低いようですが、電池がほとんどなくなるまでは問題なく動いています。私の環境では大体4~5時間稼動できるようです。当然、電池が切れるといきなりPCが落ちるので注意が必要です。(この製品はバッテリーを内蔵したノートPCに使用する前提です)
 使えるかどうかも分からない、効果も未知数ながら、自作ミドルタワー型PCを電池駆動するという暴挙に出たのですが、一応動いてほっとしました。肝心の音のほうなのですが、ノイズが減少して背景が静かになり、高域のささくれがとれる方向で、高音質化が認められました。

 PCの電池駆動を考えるなら、普通にノートPCの内蔵電池で動かす方法もあるのですが、こちらについてはノイズが大きく減少する一方で、音質的効果は差ほどではないとする試聴記をよく見かけます。もちろん本当の原因は分からないのですが、内臓電池の場合、電池の残量を監視してPCのスペックを制御する機構が備わっていることは音質低下の要素として考えることが出来ます。自宅のノートPCで内蔵電池駆動を試したときもノイズの減少は認められましたが、音質的にはさほどではありませんでした。ノートPCでも外付けバッテリーを使用すべきなのかもしれません。



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