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2013年10月 2日 (水)

システム紹介47 再生ソフトの設定

 前回のオーディオ記事で、udif7を2台接続して高音質化した。とあっさり書きましたが、これをさらにASIO4.ALLで動かすためには、試行錯誤が必要でした。そこでudif7の2台接続で、iTunes+foobar2000+ASIO4.ALLで音を安定して出すための設定方法です。

 SE-U55を2台つなげたときは、まずいきなりPCがリセットしてしまうとこらからスタートしましたのですが、同じUSBハブにつながっていれば認識することがわかったので、udif7のときにははじめから2台をRAL-HUB02に接続することで、認識自体は問題ありませんでした。

 音出しは(2)となっていない方、1台目と認識されているほうから行いたいわけですが、これまた、かなり癖のある挙動を示すため、安定動作するまでには試行錯誤が必要でした。結果を書くと1台目と認識させたいudif7をUSBハブの2番のポートに、2台目と認識させたいudif7をUSBハブの1番のポートにつなぐとうまく意図したとおりに認識し、iTunes+foobar2000+ASIO4.ALLでうまく音だしが出来ました。

 はじめは1台目を先に接続する必要がありますが、何度か起動したらあとは両方つないだ状態で起動しても大丈夫のようです。なお、SE-U55を2台つなぐ場合は逆に1台目をポート1、2代目をポート2につなぐと、うまくいきました。デバイスの種類によって挙動が違うようです。

 次にASIO4.ALLの設定です。

Asio4all

 このように、1台目をアクティブとし、2台目をアイドルに設定します。(デバイス名の左側にあるマークをクリックすることで切り替わります)私の環境ではこれでうまくいきました。ハードウェアバッファーはOnにすると異音が発生しましたのでoffにして使っています。

 つぎにiTunesです。udif7の2台接続とは関係の無い基本的なことですが、イコライザーや音量調整の類は使用しません。ボリュームは最大としますが、AirMacExpressの外部クロック的利用を行っている場合は「リモートスピーカーの音量をiTunesから制御できないようにする」にチェックを入れておけばiTunesのボリュームが操作できなくなり安心です。

 foobar2000の設定に向かいます。

Photo
 iTunesで編集ー設定 Multi-Pluginのタブを表示します。そして、Foobar Settinngsをクリックします。

Foobar_3
foobarの設定画面が立ち上がります。自動で画面が切り替わらないため、Alt+Tabで画面を切り替える必要があります。foobarにASIOプラグインが組み込まれ、ASIO4.ALLがインストールされていれば、Playback - Output - ASIO virtual devices をクリックし、設定がまだであればその中でAdd Newをクリックします(画像は設定が終わっている状態です)。

Foobar_4

するとこのようにfoobar2000のASIOプラグインが認識しているチャンネルが表示されるため、チャンネルを割り当てます。左右どちらがどちらかわからないのですが、テストノイズを鳴らすことができるので、それで区別します。私の環境でudif7の2台接続を行った場合、なぜか1台分しか出力が認識されませんでした。先に述べたようにusbハブのRAL-HUB02のポート2に1台目にしたい方を接続し、2代目よりも先に電源を入れておけば、認識されているほうが1台目となりました。なお、SE-U55を2台接続した場合は2台とも認識され、4チャンネル分が表示されました。私はオンボードのサウンド機能はBIOSで無効にしているのですが、オンボードサウンドを有効にすると、そちらの6チャンネル分も追加で表示されます。

 以上で(うまくいけば)音が出ますが、環境によってはこのとおりにならないこともあると思われます。

 モノラル録音のCDをインポートする場合はモノラルのWAVファイルにしておけばディスク容量を節約できるので、そうして取り込んだものがあるのですが、モノラルのwavファイルをこの環境で再生する場合は、モノラル音声が「センタースピーカー」に割り当てられてしまったので、追加で、

Foobar_5

udif7の左右チャンネルをセンタースピーカとした設定も作りました。

設定が終わると、アウトプットの表示が次のようになります。

Foobar_6

ここでASIO4.ALLに対してつけた名前を選択し、Save Allをクリックして保存した後、foobar2000の設定画面を閉じてiTunesで再生を開始すると、ASIO4.ALL経由で再生が行われます。

 私の場合はかなり試行錯誤した結果このような設定で、無事ファイルを再生することができました。


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