システム紹介67 NASの電源 ”Hyper Mac"
WAVファイルの収納先として使用しているNASであるLinkStation miniの電源についてです。今回は一応私の独自の工夫になります。私はアンプや、DAC、DDC、USBハブ、スイッチングハブなど、電池駆動化できるものはすべて電池駆動化して高音質を得ることを方針としており、外部クロック的に利用しているAirMacExpressおよびPCのディスプレイ以外のすべての機材を電池駆動化しています。当然NASについても電池駆動を試して見たところ、歪みが小さい良い音に変化しましたように感じられました。しばらく電池で聞いた後に付属のACアダプターに戻してみたところ、明らかに電池駆動よりはささくれ立った音であり、電池駆動の優位性を確認しました。
ところが、このLinkstation miniは2.5インチHDDを使用しているとはいえ、消費電力が12.5W(平均)と成っており、比較的大きな電力を要します。電圧は5Vなので、単一ニッケル水素電池4本直列とiPAD用に2.1A出力のUSB端子を備えたリチウムイオンバッテリーを試してみましたが、どちらも満充電したあとは動作するものの、しばらく使っていると電力不足でNASの電源が落ちてしまいました。
そこで、より強力な電力が出せ、かつ長時間安定駆動できそうな製品として、より高い電圧での大電流出力にも対応した製品であれば、5V出力にも余裕があるのではないかと考えました。そのような製品で、かつ、容量も大きなものを探したところ、”Hyper Mac"なる製品を発見しました。この製品は、Macbookを電源のないところで駆動させるための外部バッテリーであり、かつiPAD用のUSB5V出力を備えています。そして容量はなんと60Wh~220Whまでのラインナップがあり、かなりの大容量です。もちろんUSBはiPAD用として付いているので、カタログスペック上は2.1Aなのでしょうが、このような仕様から考えて、より大きな電流を取り出せるのではないかと期待しました。そこで、ためしに100Whのモデルを購入してみました。
こちらがその製品です。なぜかHyper Juiceと書いてあります。良くわかりませんがアメリカ的なアバウトさなのでしょうか、注文した製品には内容的には間違いないようです。なお、現在ではHyper Juiceの名称で割りと売られているようです。
写真のようにこの製品のUSB出力にUSB電源ケーブルを接続し、LinkStation miniに給電してみました。すると、無事にLinkStationが起動し、3時間くらい使用してみましたが、電池残量が半分程度になるだけで、安定動作してくれました。当たりです。これだけ動けば十分です。充電時の予備も含め2個購入しましたが、どちらでも問題はありませんでした。これはアメリカ製の製品のようですが、大きいものが好きなアメリカ市場だからこそ販売されている製品なのかもしれません。価格も100Whで34800円とものすごく高いわけでは有りません。ここはアメリカの国民性に感謝です。
(なお、いうまでもありませんが試される場合は自己責任でお願いします)
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