システム紹介50 音楽データファイルの収納先 NAS LinkStation mini
システム紹介もなんと50回を迎えてしまいました。システム紹介を始めるときに自分でもたぶん多いだろうなとは思っていましたが、やってみると思ったよりもたくさんの機器やソフトになっています。まだまだたくさんあるのですが、ぼちぼち続けていきます。
音楽データはWAVファイルにして保存していますが、今回はそのファイルの保存先です。
PCオーディオを始めたころ(2008年)はWAVファイルはまずP-ATAで容量200GBの内蔵ハードディスクに保存していました。ハードディスクは2台内蔵しており、システムディスクとデータディスクを分けており、データディスクのほうに保存していました。
その後、音楽を聴きながら使用するに当たってハードディスクの動作音が気になってきたので、500GBのSATAのハードディスクを購入し、5インチベイ用の静音ケースに入れ、さらにSATAケーブルをケース外に引き出すことにより外付け化してみました。WAVファイルは内蔵ハードディスクからコピーしましたが、この外付けSATAで再生してみたところ、内蔵ハードディスクからの再生に比べ、聞こえてくる音の数が圧倒的に多くなり、高音質となりました。
ハードディスクの機種による違いもあったのでしょうが、内蔵ではケース全体を振動させてしまう不利があるので、それが違いの主な原因だったのだろうと推測しています。電源は本体とは別にACアダプターから取ったので、別電源になったことによる効果もあったかもしれません。
その後、新たなファイルの収納先として導入したのがこちらのNAS、LinkStation miniです。
こちらの製品についてはファンレスで比較的動作音が静かであるためか、オーディオ雑誌でも良く取り上げられる機種ではあります。HDDモデルなので、ディスクの回転音はどうしてもしてしまうのですが、静穏ケースに入れた5400rpmの3.5インチHDDよりはやや小さく、多くの方は音楽が鳴り始めれば気にならない程度です。
音質のほうはしっかり比較したわけではありませんが、SATAの外付けから切り替えて、ハブを間に1つ挟んだ状態ではあまり変わった印象はありませんでしたので、内蔵HDDを使っていたころよりはずっと良い音であったと思われます。
ファンレスということで発熱が気になるところですが、ケースを触る限りは数時間動かしても暖かい程度でしたのでとくに問題はなさそうです。私は4年間程度使用していますが、いまのところ故障はしていませんし、熱暴走によりアクセス出来なくなるといった事態にもなっていません。ただし、夏は使用中はエアコンをかけていますし、冬場は暖房をつけて部屋を暖めてから起動するなどの注意はしています。
設定はNASとしてはそほど難しくはなく(PCに疎い場合はとっつきにくいでしょうが)ファンレスのNASは製品が余り無いようなので、今後も当分は定番の製品であるのかもしれません。
追記
その後、音楽ファイル収納用のNASとして、別の機種を導入しました。
システム紹介50改 PCオーディオ用NAS RockDiskNext
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