システム紹介46 udif7の2台接続
前回までの記事で、DDCの更新を検討した結果、udif7を導入し、その固定方法を考えたところまで書きました。
ところで、USB-DACであるSE-U55GXにおいてはPCに2台接続することによって大きく音質向上するということが、小提琴奏者氏によって報告されていました。私はそれを真似て、DDCとして使用していたSE-55を2台接続することによって同様に高音質化することができました。すると、SE-U55シリーズだけではなく、別のUSBサウンドデバイスでも同様の現象があるのではないかということが考えられます。そこで、udif7においても、2台接続を考えてみることにしました。
ただ、SE-U55シリーズはシンクロナス方式でUSBの信号をやりとりしているのに対し、udif7はアシンクロナス(非同期)方式で通信しているという違いがある点は気になります。一方でSE-U55シリーズにおいても旧型のSE-U55はUSBコントローラー側のクロックに同期する方式、SE-U55GX以降はサウンドデバイス側のクロックに同期する方式という違いがあります。それにもかかわらずどちらでも2台接続の効果があるということはアシンクロナスでも期待できるのではという気もします。
ネット上で検索して調べても、USBサウンドデバイスの2台接続なんていう奇抜な方法を試しているのは、小提琴奏者氏の「Yoshii9を最高の音で聞こう」およびその読者の方がSE-U55GXで試している事例、その中で、UTA氏のブログでは自作品のサウンドデバイスで多数接続を試している事例があるのですが、これら以外には全く見つからない状態となっています。まあこれは、同じ製品を2台購入する必要があって費用がかかり、しかも成果が出るかどうかがやってみないと不明ですので、なかなか試そうという方がいないのだろうとは思います。
まあ仕方ないのでudif7を2台購入して、試してみました。成果が出ないとあほらしいのですが、まあそのときは基盤整形などを試したときに、元の形状と比較試聴するために使用することで、納得することにします。
さて、つないで見ると・・・
無事、「(2)認識」となりました。(2)となっていない1台目の方から音だしをします。
肝心の音なのですが、1台だけの接続にくらべて、音の厚みが増し、余韻が豊かになりました。1台だけのときはSE-U55 2台にくらべて小綺麗でスムースな再生ではあるものの、細身になりすぎてやや物足りない感じがしたのですが、解消されました。成功です。もしかしたらいろいろなサウンドデバイスで2台接続による高音質化という現象はあるのかもしれません。
PCからスピーカーまでのシステム構成は
PC(WINDOWS XP)
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ラインケーブル RK-C305
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プリメインアンプ YA-1(Yoshii9エンジン部)
スピーカーケーブル ライカル線
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となっています。
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