SE-U55 + SE-U55 + SE-U55GX でさらにさらに高音質
前回の記事ではPC - SE-U55 - SE-U55GX と接続し、さらにSE-U55もUSBでPCと接続した場合、高解像度で「濃い」音のようには聞こえるものの、疲れる音になってしまったと書きました。そもそも、USBサウンドデバイスの複数接続は小提琴奏者氏がSE-U55GXを2台PCに接続して、そのうち1台から音をとると音質が非常に向上することを発見したことから始まっています。そして小提琴奏者氏のブログ「Yoshii9を最高の音で聞こう!」によると、SE-U55GXとそれ以外のUSBサウンドデバイスを両方接続した音は試した範囲ではよくないとしていました。
私のほうでは、PCに接続してUSBからデータを送っているのはSE-U55ですので、SE-U55を2台にしてみると言う方法を試してみることにしました。試すにあたってはネット上でSE-U55GX以外の機種で2台接続をしている記録が無いか試したのですが、見つからないため、あきらめてヤフオクでえいやっと購入することにしました。
SE-U55を2台並べると初代X68000のマンハッタンシェイプみたいです。
2台のSE-U55をPCにつないで見ます。なお私の環境では、接続するUSBポートの組み合わせによってはPCがリセットしてしまう場合がありました。どうも同じUSBハブに2台ぶら下がっていないといけないようです。(マザーボードのUSBポートでもオンボードのUSBハブを通っている。)
無事に接続し、サウンドとオーディオデバイスのプロパティーで確認すると
SE-U55
SE-U55(2)
と小提琴奏者氏がGXで試した場合と同じく(2)認識となりました。期待が膨らみます。
そして
PC - USBケーブル - SE-U55 - 同軸デジタルケーブル - SE-U55GX - ラインケーブル -Yoshii9
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USBケーブル - SE-U55 ((2)と認識されている方)
という接続を行って、音を出してみました。(SE-U55GXはPCとUSB接続を行わず、単体DACとして動作させます)SE-U55 + SE-U55 + SE-U55GX
するとSE-U55+SE-U55GXを両方PCにつないだときと聞こえる音の数は同じくらいで、かつ歪みが少なく自然な音となり、細かな余韻の変化もごく自然な出音でありながらずっと克明に再現されるようになりました。かなり大きな変化でした。
SE-U55をお使いの方で買い替えを考えられている方は、もし安価にもう1台入手できるのであれば有力な選択肢だと思います。(ただしSE-U55は44.1kHz専用なのでハイレゾは聞けませんが)
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