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2012年1月 5日 (木)

プロケーブルを振り返る その3

 プロケーブルの薦める機材は試聴が普通できないものが多いため、大阪店へ聞きに行くか購入しないと音の確認が難しい状況です。
 大阪店まで金沢からわざわざ行く気もしないので自分で購入してみたものと類似と思われるたまたま聞く機会があった製品に限られますがプロケーブル取扱製品について自分で確認した結果を書きたいと思います。
 自分で購入したもの以外で聞いたことがあるのは機種は違うかもしれませんがエレクトロボイスのPA用スピーカーで、注意してみるとイベント会場に結構置いてあります。複数のところで音を聞くことが出来ました。いづれも低音と高音がばらばらに鳴っている感じでそれでいてレンジは狭いように思われ、また、細かい音があまり聞こえませんでした。音源の問題だった可能性もありますが、同じ建物の廊下や別の部屋では天井埋め込みの普通の館内放送用スピーカーがずっと素直で良い音を鳴らしていたため、音源の問題の可能性は低いと思われます。


 プロケーブルより購入したことがあるものは3p電源ケーブル、めがね電源ケーブル、デジタルケーブル ベルデン1506A、ラインケーブル ベルデン88760及びモガミ2534です。順に書いていきます。

・3p電源ケーブル
 PCのATX電源付属ケーブルに換えて使ってみました。コンセントは2Pで別にアースを引いていたため変換プラグを兼ねた雷サージフィルターと同時に導入しました。ノイズが減り、非常にすっきりした清明な音に変化し、PCの電源ケーブルでここまで変化するものかと驚きましたが、サージフィルターまたはアース接続の効果だったかもしれません。このサージフィルターは外の機器でも効果があったため、電源ケーブルの効果は小さかったのかもしれません。現在このケーブルを使用できる機器を使っていないため、追試ができない状態です。

・めがね電源ケーブル
 airmacexpressという機器に使用しましたがコンセント直挿しとほとんど変わりませんでした。airmacexpressやその電源についてはまたあとで書きます。

・同軸デジタルケーブル ベルデン1506A
 30cmのものを購入。何かの付属品ケーブルよりは良い音でしたが、ソニーの500円くらいのケーブルとはほぼ同等でした。さらに同じソニーの1000円程度のケーブルに換えてみると、こちらの方が自然かつ高解像度でした。

・ラインケーブル ベルデン88760
 ステレオミニプラグーRCA二股のタイプを購入しました。高音が清明に伸び、明るくきらびやかな音色です。話題になっただけのことはあると思いました。ただそのとき持っていたソニーのラインケーブルに比べると演出がかっている思いました。

・ラインケーブル モガミ2534
 RCA二股ーRCA二股を購入。雑誌では色付けの無い音といわれる製品ですが、やはりごく普通の音に聞こえます。購入時はオンキヨーのUSBDAC SE-U55シリーズに付属しているモンスターケーブルのような見た目のケーブルおよびビクターのケーブルと比較しましたがモガミの圧勝でした。しかし味気ない音に思えました。

以上は主に2008年の購入時における感想を書いています。自分のシステム紹介のときに再度比較記事を載せるかもしれません。

 

  1. よんまるさん、おはようございます。

    自分はこの中では88760を持っています。
    プロケーブル製ではなく切り売りで買ってプラグ付けたんですが。

    切り売りでメートル500円ちょっとという金額を考えると
    ああいう締まった感じの音のするのが好みというのもあって
    とりあえず1本持っておいてもいいケーブルだと思います。

    長尺作るときもあまり負担にならないし。

    青色の89272も使ってるんですが、これもありかなと思ってます。

    by4706 at2012-01-06 08:45

  2. レスありがとうございます。
     工作の得意な方はうらやましいです。私の方もどうしても必要なところは半田付け等していますが出来栄えは・・・
     88760は現在出番なしです。高音に独特の響きがのるので、スーパーツイータを使うことがあったらつないで見るといいかもしれませんが今のところ予定はない状況です。

    byよんまる at2012-01-06 23:25

  3. 横やりを入れてすみませんが・・
    プロケーブルをオーディオに使うのはどうでしょうか。
    音響の現場を知っていますが、プロの標準ケーブルはみんな芯線が細くて、カナレにしてもベルデンにしても、情報量が減って音に色が付きます。モガミは少しだけ太いので、いくらかましですが。
    オーディオマニアの使う、芯線の太い新素材のケーブルに較べると、プロケーブルは情報量の減衰がすこぶる多いですから、プロケーブルは、私は自宅では使いません。
    プロケーブルが細いのは、取り回しに都合が良いからと思われますが、プロの人たちはケーブルによるロスに無関心すぎます。

    bykitatanuki at2012-01-07 23:27

  4. kitatanukiさんはじめまして
     レスありがとうございます。
     ラインケーブルについてはスピーカー購入までの経緯を書き終え、システム紹介に入ったところで再度記事を書く予定ですが、私のシステムにおいては現在プロケーブル製品を最適と見なしていないため使用しておりません。
     プロ用ケーブルについてはいろいろな情報やいくつか使ってみた感触として、特におかしなものではないと考えていますし、オーディオ用ケーブルとして売られているものでこれらよりも劣るものがかなりあると見ています。
     kitatanukiさんのページは今始めてみましたが、興味深い記事が書かれているようですのでありがたく読ませていただきます。
     

    byよんまる at2012-01-08 18:01

  5. kitatanukiさん
    追記です。
     なお、ここで言っている「プロケーブル」とはプロ用ケーブルそのものではなくプロ用ケーブルを主に販売している「プロケーブル」という名称のネットショップのことです。数年前に大変話題になったところです。
     お感じになられているプロ用ケーブルにおけるは情報量のロスとはどのようなものでしょうか?ロスがあまり感じられないケーブルはどのようなケーブルでしょうか?また、ケーブルが細いとロスが多いという意味に取れるコメントでしたが、どのようなケーブルを比較してそのように感じれたのでしょうか?質問ばかりして申し訳ありません。無視していただいてももちろん結構ですが、もしよろしければ後学のために教えていただけると幸いです。

    byよんまる at2012-01-08 21:10

  6. よんまるさん
    よこやりにお応えいただき恐縮です。どうもニュアンスがおかしいとは思ったのですが、プロケーブルとはショップの名前でしたか!

    信号ケーブルは、市販品に満足するものがないため、20年くらい自作で研究してきました。結論から言うと、(原音再生を求めるならば)どんなに優れた素材でも、信号ケーブルはスピーカーケーブルに近い太さの芯線が必要だということです。

    芯線が細いと必ず音がやせたり高音に色が付きます。自分は、結果的に8Nのスピーカーケーブルをばらして、信号ケーブルにしています。アナログについても同じ事が言えて、更に電圧が低いのに極細のアームケーブルを通るため、抵抗成分が相対的に大きくなってアナログの音はひ弱になるのが避けられません。

    それと、シールド線の網組に信号を通すのも音を汚すので良くないですね。電圧の高いAUX入力なら、家庭使用ではシールドは不要だし、その方が音は良いのですが、シールド線を使うなら2芯にすべきですね。

    この実験結果に基づいて試作したケーブルを、某メーカーの社長に聞かせたら、太い芯線の銀線ケーブルを作って超高値で売ってます(笑)。市販品のケーブルは、ずいぶん前ですがいろいろ買って較べましたが、超高価なものは買えないです。もちろん、プロ用ケーブルやモガミ2497等でのRCAケーブル試作もやりましたが、結果は散々でした。

    つい最近、ドイツのプロ用マイクの輸入をしている会社が、音が良いということで、やはり細いプロ用のRCA信号ケーブルを送ってくれましたが使い物になりませんでした。自説をまくしたててすみませんが、一つの説としてご笑読くだされば幸いです。

    bykitatanuki at2012-01-10 13:12

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